シートアレンジや7人乗り・8人乗りの違い、2列目シートのグレード格差など

ヴェルファイアのシートアレンジまとめ

ヴェルファイアはLサイズミニバンとしては国内最高級の車種となっており、そのぶん多彩なシートアレンジを誇っています。シートについてもプレミアム感あふれるつくりとなっており、乗り心地にも定評があります。

 

しかし、7人乗り・8人乗りによってシート構成が違うほか、同じ7人乗りでもグレードによっては2列目~3列目のシートが変更となるため、かなりややこしい一面もあります。

 

ここでは、実際にヴェルファイアを購入してしまう前に、自分に最適のシート構成を探すために、シート構成やシートアレンジについて徹底解説します。

 

ヴェルファイアのシート構成について

 

まずはヴェルファイアのシート構成について見ていきます。大まかに分けて、7人乗りは3種類、8人乗りは1種類、合計4種類ものシート構成があり、かなりややこしいです。まずはこのシート構成について理解しておきましょう。

 

7人乗り:リラックスキャプテンシート

 

対応グレード
ハイブリッド:V、X(7人乗り)、ZR
ガソリンエンジン:V、ZA、Z"Aエディション"、Z

 

ヴェルファイアの中でも、廉価~中級グレードに設定されるシート構成が「リラックスキャプテンシート」です。一番の特徴は2列目の超ロングスライド(830mm)で、2列目の足元に広大な空間をつくることができます。また、助手席は最大1160mmものスーパーロングスライドが可能なので、後部座席用のディスプレイを見ることができるほか、助手席に座ったまま後ろに座る子供の世話などができる、フロントドア(助手席ドア)から3列目へのウォークスルーができるといった利点があります。

 

ただし、助手席や2列目のオットマンが手動式になったり、シート表皮がファブリックベースになるなど、上級グレードに装備されるエグゼクティブパワーシート(後で解説)に比べると高級感は若干薄れる欠点もあります。

 

1列目~3列目の特徴一覧

 

リラックスキャプテンシートの利点と欠点をまとめてみました。

 

特徴 1列目シート 2列目シート 3列目シート
シート位置調整 運転席:パワーシート(エアログレードは手動)助手席:手動 手動 手動
スライド 助手席:スーパーロングスライド(1160mm) 超ロングスライド(830mm) -
アームレスト 小(全グレード対応)
シート素材 ファブリック ファブリック ファブリック

 

※利点をオレンジ、欠点をで表示

 

なんといっても最大の魅力はやはり1~2列目のロングスライドです。この機能があるため、1~3列目のアクセス性が非常に高く、乗り降りや移動がしやすいのがメリットです。一方で欠点もいろいろあり、やはりシート位置調整やオットマンが手動中心になったり、アームレストが小さいものになる、シート素材がファブリック中心になるなど、プレミアム感という意味では薄れてしまいます。

 

7人乗り:エグゼクティブパワーシート

 

対応グレード
ハイブリッド:V"Lエディション"、ZR"Gエディション"
ガソリンエンジン:VL、ZA"Gエディション"、Z"Gエディション"

 

ヴェルファイアの上級グレードに設定されるシート構成が「エグゼクティブパワーシート」となります。1列目はエグゼクティブラウンジ(後で解説)と同じ8ウェイ電動式(助手席は4ウェイ電動式)となり、好みの位置調整に電動式でラクラク調整できるのが強みです。また、2列目シートに関しては電動式リクライニングや電動式オットマンを装備し、高い快適性を備えています。さらに、本革仕様の場合は左右の席それぞれにAC100Vコンセントが装備されるほか、教養の折り畳みテーブルも付くので最高級の乗り心地を誇ります。

 

一方、2列目のスライド幅は500mmとなり、リラックスキャプテンシートの830mmよりは少なくなるため、シートアレンジの自由度は落ちます。

 

1列目~3列目の特徴一覧

 

リラックスキャプテンシートの利点と欠点をまとめてみました。

 

特徴 1列目シート 2列目シート 3列目シート
シート位置調整

運転席:8ウェイ電動式
助手席:4ウェイ電動式

電動式リクライニング&オットマン 手動
スライド 助手席:スライド500mm スライド:500mm -
アームレスト 大(荷物入れ付) 大(ドリンクホルダー付) 小(全グレード対応)
シート素材 本革(ブラック/フラクセン) 本革(ブラック/フラクセン) 本革(ブラック/フラクセン)

 

※利点をオレンジ、欠点をで表示

 

すでに紹介したリラックスキャプテンシートに比べても、1~2列目が電動式になるほか、アームレストが大きくなったり、シート素材が本革になるなどプレミアム感・乗り心地という意味では大幅に改善されます。

 

一方、スライド幅については減るので、シートアレンジの自由度は若干落ちます。

 

7人乗り:エグゼクティブラウンジシート

 

対応グレード
ハイブリッド:エグゼクティブラウンジ
ガソリンエンジン:エグゼクティブラウンジ

 

ヴェルファイアのグレード名が「エグゼクティブラウンジ」となるものに設定されるシート構成が「エグゼクティブラウンジシート」となります。1列目が8ウェイ電動式(助手席は4ウェイ)となり、2列目が電動式リクライニング&オットマンとなる点など、基本的なポイントはエグゼクティブパワーシートと同様です。

 

エグゼクティブパワーシートとの大きな違いはシート素材で、セミアニリンという高級本革を全席にふんだんに使用しているほか、ベンチレーション機能(風を通す機能)付きの快適温熱シートになるなど、乗り心地・快適性を徹底的に高めた内容となっています。なお、ベンチレーションや温熱シートの設定、さらにはシート位置調整はアームレストに設置されたコントローラーで設定でき、深く座り込んだまま手元の操作だけで各種コントロールが可能です。

 

一方、価格も最高級で、ガソリングレードは650万円、ハイブリッドだと700万円オーバーとなるため、かなりの予算がないと購入できないシート構成ということもできます。

 

1列目~3列目の特徴一覧

 

エグゼクティブラウンジシートの利点と欠点をまとめてみました。

 

特徴 1列目シート 2列目シート 3列目シート
シート位置調整

運転席:8ウェイ電動式
助手席:4ウェイ電動式

電動式リクライニング&オットマン 手動
スライド 助手席:スライド500mm スライド:500mm -
アームレスト 大(荷物入れ付) 大(ドリンクホルダー・シートコントローラー付) 小(全グレード対応)
シート素材 セミアニリン(ブラック/フラクセン) セミアニリン(ブラック/フラクセン) セミアニリン(ブラック/フラクセン)

 

※利点をオレンジ、欠点をで表示

 

中級~上級グレードに装備される「エグゼクティブパワーシート」との機能的な違いはそれほどなく、シート素材にセミアニリンを使用しているのが大きな違いです。そのため、基本的には外見のプレミアム感が最上級になることが利点となり、そのせいで価格が高くなるのが欠点と言えるでしょう。

 

8人乗り:6:4分割式チップアップシート

 

対応グレード
ハイブリッド:X(8人乗り)
ガソリンエンジン:V、X、Z(いずれも8人乗り)

 

ヴェルファイアの8人乗り仕様に採用されるのが「6:4分割式チップアップシート」となります。2列目がベンチシートとなるため、3列目へのウォークスルーがNGとなり、3列目に乗り込むためには2列目を畳む必要があるほか、2列目の乗り心地もやや落ちてしまうという欠点があります。

 

一方、2列目がチップアップ式となるため1列目に最大限近づけることができ、3列目を畳めば広大なラゲッジスペースが出現します。

 

ただ、ヴェルファイアをラゲッジスペース確保のために購入する人はそれほどおらず、実際としてはあまり選択する人はいませんし、対応グレードも限られています。大人数が乗車することが多いとか、大きな荷物を積む機会が多いなどの理由がない限りは、あまり選ばなくてもよいでしょう。

 

1列目~3列目の特徴一覧

 

6:4分割式チップアップシートの利点と欠点をまとめてみました。

 

特徴 1列目シート 2列目シート 3列目シート
シート位置調整

運転席:自動 or 手動
助手席:自動 or 手動

手動 手動
スライド 助手席:スライド720mm スライド:720mm -
アームレスト 大(荷物入れ付) 小(ドリンクホルダー付) 小(全グレード対応)
シート素材 ファブリック ファブリック ファブリック

 

7人乗り・8人乗りのシートアレンジ解説

 

次に、7人乗り、8人乗りのシートアレンジについて解説します。

 

リラックスキャプテンシートのシートアレンジ特徴

 

リラックスキャプテンシートの最大の特徴は、やはり「超ロングスライド」となります。ここでは、ロングスライドを活かした、リラックスキャプテンシートならではのシートアレンジを紹介します。

 

助手席前拡大モード

 

 

助手席を最大限引き下げることにより、シート位置は2列目とほぼ同じ位置になります。なので、2列目に子供を乗せていても素早く移動して世話をすることが可能となります。

 

また、助手席を運転席と2列目の間に設置すれば、3人で会話を弾ませながらドライブを楽しむなんてことも可能です。

 

スーパーリラックスモード

 

 

2列目を後ろにロングスライドすると、広大な足元のスペースができます。そのため、リクライニングとオットマンを利用すればファーストクラスの乗り心地を楽しむことが可能です。

 

 

 

このように、リラックスキャプテンシートの最大の特色は「多彩なシートアレンジ」にあります。子どもや高齢者がいたりして、シートアレンジを重視したい場合は、リラックスキャプテンシートを選ぶのがよいでしょう。

 

7人乗り共通のシートアレンジ特徴

 

ヴェルファイアのエグゼクティブパワーシートは若干シートアレンジの自由度が落ちるのは説明した通りですが、それでも一般的なミニバンと同じ程度のシートアレンジは可能です。ここでは7人乗りヴェルファイア共通のシートアレンジについて解説します。

 

4人乗車+荷室モード

 

 

3列目を跳ね上げると、3列目の部分が荷室空間となり、多くの荷物が積めるようになります。ヴェルファイアは車体の全長に余裕があるので、3列目を荷室に使用しても2列目の足元空間には余裕があり、4人で快適にドライブすることが可能です。

 

リヤシートフルフラットモード

 

 

ヴェルファイアの2列目と3列目は180度倒すことができるので、2~3列目でフルフラット空間をつくることができます。また、1~2列目を倒してフルフラットにすることもでき、この場合はインパネ周りに自由にアクセスすることが可能です。

 

8人乗りのシートアレンジ特徴

 

ヴェルファイアの8人乗りの場合、シートアレンジといっても3列目を跳ねあげて荷室ができる程度で、7人乗りに比べると自由度は低くなります。ただ、大きな利点が1点だけあって、凹凸の少ないフラット空間をつくることが可能です。

 

 

↑はヴェルファイア8人乗り仕様車の2~3列目フルフラットですが、かなり平らな空間ができています。7人乗りの場合、2列目のアームレストはたためないためどうしても凹凸ができてしまいますが、8人乗りだとアームレストごと格納できるので非常にフラットなスペースができるのです。

 

ヴェルファイアのシートの選び方

 

ドライバーの好みや、家族構成などによって、ヴェルファイアのどのシート構成がいいのかは変わってきます。各シート構成や、7人乗り/8人乗りのどれがいいのかを解説します。

 

まず、各シート構成や7人乗り/8人乗りの特徴を整理しましょう。

 

シート構成 メリット デメリット
リラックスキャプテンシート(7人乗り)

・スライド幅が大きく、シートアレンジ自由度が高い
・2~3列目のアクセス性が高い。

・手動操作の部分が多い。
・最大乗車人数が少ない。

エグゼクティブパワーシート(7人乗り)

・電動式シートなので1~2列目の快適性が高い
・2~3列目のアクセス性が高い。

・シートアレンジの自由度がやや低い。
・最大乗車人数が少ない。

エグゼクティブラウンジシート(7人乗り)

・電動式シートなので1~2列目の快適性が高い
・2~3列目のアクセス性が高い。
・高級シート素材なのでプレミアム感がある。

・シートアレンジの自由度がやや低い。
・最大乗車人数が少ない。
・価格が高い。

6:4チップアップシート(8人乗り)

・最大乗車人数が多い。
・若干荷室が広い。

・2列目の快適性が低い。
・2~3列目のアクセス性が低い。
・シートアレンジの自由度が低い。

 

以上を考慮すると、ヴェルファイアの各シート構成がおすすめな人は↓のとおりになります。

 

リラックスキャプテンシート(7人乗り)がおすすめな人

 

家族に幼児がいる人

 

助手席~2列目のスライド幅が大きく、シートアレンジの自由度が非常に高いです。そのため、臨機応変にスライドして後列シートの世話を焼くことができます。

 

エグゼクティブパワーシート(7人乗り)

 

家族に高齢者がいる人

 

家族に高齢者がいる場合は、乗り心地がいいエグゼクティブパワーシートの方がいいでしょう。リクライニングやオットマンが電動式になるので、快適性が高く長距離ドライブでも疲れにくいのが魅力です。

 

3~4人で出かけることが多い人

 

大人数ででかけることが少ないなら、2列目シートはできるだけ快適なほうがいいでしょう。そうなると、乗り心地という面ではエグゼクティブパワーシートに軍配が上がります。

 

エグゼクティブラウンジシート(7人乗り)

 

とにかく高級感を味わいたい人

 

エグゼクティブラウンジシートは全グレードの中でシート素材がもっとも良い素材となり、外見的にもプレミアム感が出ます。とにかく高級感を重視するならヴェルファイアのエグゼクティブラウンジが良いでしょう。

6:4チップアップシート(8人乗り)

 

大人数で乗ることが多い人

 

最大乗車人数が8人になるので、大人数で出かける機会が多いなら8人乗りを選んでおいたほうがいいでしょう。

 

荷室を広くしたい人

 

2列目がチップアップ方式となるので、7人乗りに比べると多少荷室空間が広くなります。

 

ヴェルファイアのシート構成・アレンジまとめ

 

ヴェルファイアは合計4種類のシート構成があり、装備やアレンジの自由度が違います。

 

ほとんどの場合、ヴェルファイアの「リラックスキャプテンシート」と「エグゼクティブラウンジシート」のどちらかで迷うことになるはず。全体的に「エグゼクティブラウンジ」の方が高いので、そちらを選ぶ場合は多めに予算を用意する必要があります。少しでもコストカットしたいなら、値引きなどを活用して対応しましょう。詳しいヴェルファイアの値引き方法については、↓の記事で紹介しています。

 

>>ヴェルファイア値引き交渉のトップページ

 

また、シート構成はグレードごとに違ってきます。グレード選びはシート構成以外にも悩みどころがいろいろあるので、「ヴェルファイアのどのグレードにしようか」と悩んでいるなら、↓のグレード比較ページを参照してください。

 

>>ヴェルファイアのグレード比較~おすすめや違いなど~